東寺の立体曼荼羅ミニチュア(フィギュア)について思う

空海と密教美術展
を観てから造形の素晴らしさと立体曼荼羅という思想に魅入られ、それ以来京都に行く度に東寺に必ず立ち寄る様になった。

初めて東寺を訪れた時、立体曼荼羅の仏像フィギュアがうっているのに感動して、即数体購入した。
当時はもともと種類が多くなく、持国天を始めとする四天王と梵天、帝釈天、不動明王だったと思う。
まぁメジャーどころの立体化がせいぜいで立体曼荼羅が完成する事は無いだろうなぁと思いながら、ぼちぼち集めていた。

去年立ち寄った時にまさかの降三世明王(一番好きな像)が新たにリリースされていたので、狂喜して購入したものだ。

京都には年に一〜二回行く機会がある。先日には今年初めて行く機会があった。
今回何か新作出てるかな~と思いつつ、東寺に赴いたのだが…。

メーカーが変わって全体リリースされてた。セット売りで二十万。

明王、如来は単体売りがあるが、菩薩は無いという…。

菩薩の単体売りが無いという事は、立体曼荼羅を完成させるにはセット買いするしかない。
しかし今までとダブるものも当然出てくるし、単体だと六千五百円(これもそれまでリリースされていたものより二千円上がっているのでなんだが)なので、セットの方が一体あたりの単価が実は高い(立体曼荼羅は二十一体で構成されている)。
菩薩系の人気が無いのが原因なのだろうか。

悩みに悩み、とりあえず明王ゾーンだけでも完成させる為大威徳明王、軍荼利明王、金剛夜叉明王を購入した。
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広目天と増長天が無いので、四天王を揃えて、その後如来ゾーンまで完成させるか、四天王まででやめておくか…悩む。

本来なら喜ぶべき事なんだろうが、今まで数年かけてやってきた事はなんだったのか…推してるアイドルグループが解散後即全員AV女優になった様な気分だ。

これからどういう気持ちで東寺に行くのか、正直複雑である。本当の立体曼荼羅は相変わらず凄いので、行くけど。

念のため、これらはプレ値で東寺で買うと五千円以下。

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