ボーダーライン(SICARIO)

戦争映画ノリどころではなく、超日本に住んでて良かったと思える重苦しい映画だった。

メキシコの麻薬カルテルとの戦いを描く映画だと思ってたらメキシカンヤクザ映画だった。
FBIとカルテルのバトルではなく、アレハンドロの復讐劇であり、シルヴィオの悲劇である。

そして尚凄いのが、映画より現実の方がよりハードであるという事である。
これを観て、おれはメキシコには行かないと決めた。
「ボーダーライン」は、邦題としてはよく出来ている。正義、国境、矜持、人種、組織、人格境界…あらゆる意味で取れる。

エンタメには程遠いけど、ドキュメント好きにはたまらないのではないか的なやつ。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする