はいはいヴィルヌーブSF様式美映画でしょ…と思っていたのですが。
そもそもDUNEは小学生の頃、自分の中でスターウォーズEP456の精神的続編だったので、いつかは観なければ…と思いつつサボってたら現代に再び映画としてやってきたので、義務としてまず観よう、でも期待値はブレードランナー2049程度かなというノリで劇場に向かった訳です。
まず何故SWEP6の精神的続編という位置付けなのかというと、小学生当時EP6が終わりスターウォーズロスになった時に、「砂の惑星」が多分タトゥイーンと重なったからでは無いかと思っています。正直よく覚えてない。
で、ブレードランナー2049は荒廃した都市部が無茶苦茶作りこまれてるのに砂でほとんど見えなくしちゃってたので、押井守のイノセンス的演出なのか?砂の惑星だけにもうアレだろ?より砂で画面が埋め尽くされるんだろ?っていうのが低め期待値だった理由です。
結果すまんかった。画面がそんなに砂砂してなかった。ちゃんと要所で砂砂させてるだけで無茶苦茶ちゃんとしてた。
メカデザはいかにもヴィルヌーブが好きそうな感じのオブジェクト感バリバリかつレトロ感と未来感を上手く融合した感じで秀逸。
エフェクト類も秀逸、特にシールド干渉周り。爆発シーン良かったですよね?バンカーバスターみたいなシールド掘削爆弾?の描写とかね?
話も小説未履修だけど比較的判りやすく、様式美だけじゃなくて「多少」エンタメに寄せてるのも良かった。
あと相変わらずハンス・ジマーがブォーって劇伴作ってるけどよく似てる様で違うブォーを作れるもんだと感心しましたね。壮大観出す天才ではなかろうか。
余談だが主人公役のティモシー・シャラメは絶妙なバランスを伴ったイケメンだと思うので、保ってるうちにいち早くパート2の撮影を始めてもらいたいものです。
アートブック3000部限定らしいけどまだ買えますな。(11/8)