メタルの呪いが解けないよ～助けてサミアどん。
中3〜大学生の数年間、特にHRHMが好きで、その時期はほぼそれしか聴いてなかった。また田舎住みやら諸々事情でラジオですら視聴が困難で金も無くインターネットも普及する前だったので、「BURRN!」のレビューだけが頼りだった。尚、「INROCK」とかはチャラいとか言ってバカにしてた。
HRHMを好きになった理由はスクールカースト下層によくみられる、より激しく速い音楽を求めた結果である。その前まではユーロビート大好きだった。
ちなみにHRHMが大好きだった頃は今気づいたが、「周囲に馴染めない・逃げ場所を探していた・色々めんどくさい」とか思っていたおれ暗黒時代と一致する事に気づいた。HRHMはおれにとって救済の音楽だったのだった。こじらせたアメリカの学生みたいな。
しかしなぜ他界したか？
・コミニュケーションツールであるカラオケで歌うまたは歌える曲が無い（自分の歌レベルにも起因）
・もし上手く歌えてもみんな知らないから盛り上がらない
・共通の話題になり得ないのでモテない（おれの資質の問題もある）
・メタル界の戒律が厳しい（アーティスト名、過去トレースは勿論NWOBHMに代表される変遷の歴史からカテゴリーの種別・発生経緯、基本・特殊テクニック名、機材、ドラッグ漬け期間に至るまで知ってて当然の空気
・ニルヴァーナ〜ブラックアルバムの影響で軒並みスピードよりヘヴィネスとかグルーヴとか言い始めたから
その流れで新しい丁度いい音楽が無いか？と思ってたらマニックスの登場で完全に転び、UKロック界に足を踏み入れた。
しかしその後UKロック界も皆同じに聴こえてきてマニックス以外は早々に他界してしまい、最終的に台頭してきたのはアイドル界だった。
そして今BABYMETALのアルバムをメタル視点で聴いて思う所があったり、結局2度目のライヴに行く予定があったり、ももクロの「黒い週末」やエビ中の「放課後ゲタ箱～」で歓喜したり、謎のメタルにまつわる因果が発生している（ベビメタをメタルと認めるのはまた別）（←これでいまだにメタル呪縛は解けていないのが判る）。
メタルを実質ガチで聴いていたのはたったの数年間だというのに、恐ろしいもんですね。