ももいろクローバーZ 10th Anniversary The Diamond Four -in 桃響導夢-

BIONIC CHERRYをやってくれました!4人ver.で!!!

有安杏果卒業ライヴ「2018年OPENING~新しい青空へ~」を、10周年記念ライヴ「ももいろクローバーZ 10th Anniversary The Diamond Four -in 桃響導夢-」に参戦した後に改めて観たら、泥酔してたとはいえ一瞬号泣してしまった。自分で引くくらい。
割り切っていた筈なのだけど、どうやらまだ思う所が自分の中に残っていたらしい。

前述の「ももいろクローバーZ 10th Anniversary The Diamond Four -in 桃響導夢-」、この場所にいた時の記憶は、その刹那を受け止める事に集中し過ぎていて、後の記憶として正直朧げである。夢を見ていた的な。有安杏果卒業ライヴをリアルタイムで観ている時も、きっと同じ状態だったのだと思う。あるいは脳がオーバーフローしていたのかもしれない。

しかしそんな夢中で朧げな記憶の中でも尚且つ、このももクロ10周年記念ライヴは素晴らしい、そして少なくともこれまで追って来たファンのハートをもぎ取る勢いがあったという事は、それだけははっきり言える。

百田夏菜子曰く「アイドルは最強」であると。
それを遂行すると。付いて来いと。
もうこっちは頭ど真ん中をヤラれてるのは承知の上で、偶像崇拝以外の道が改めて見つけられなかった。

今回、主要メンバー(主要じゃないメンバーなんて居ないが)卒業と同年に10周年記念という皮肉な状況下におかれたももクロ。
しかしこれから上がっていくタイミングでの早見あかり卒業という状況から「Z」になった時の様に、勢いに流されながら進んでいく感じでは無く、改めて「ももクロをやっていく」という能動的な未来を示してくれた。

それは、かつて国立で百田夏菜子が言った言葉、「悪い大人はもう道を用意してくれない」に端を発しているのかもしれない。

有安杏果が卒業した後の、高城れに・百田夏菜子・玉井詩織・佐々木彩夏の4人が、信念の元に我々に届けてくれた、このメンバーで改めてここから覚悟を決めてスタートするのだという、最低限の、そして最大の思いを伝えてくれるライヴが、この5/23だった。
そして、その場所に仕事をぶっ飛ばしてまで立ち会えた事は、人生の後悔を一つ消せたと思う。

さて覚えている限りで10周年記念ライヴについてもう少し書くと、事前に2月バレンタインイベント、4月に春の一大事という4人体制での大きいライヴを観てたのと、10周年記念書籍「CHAOS/COSMOS」でメンバーが語る覚悟を読んでから臨んだ10周年記念ライヴなので、実はライヴ終了時のメンバー挨拶については「判ってる、大丈夫だ、頑張ってくれ」の気持ちしか無く、あんまり泣く感じにはなれなかった。
だが、その後の自然発生的な「世界のももクロナンバーワン」コールで、この会場自体がそもそもヤバいと。グルーヴに飲まれて、自然と自分も叫びながら半泣きになってしまった。

2つ、朧ながらメンバー挨拶で印象に残った言葉がある。

佐々木彩夏曰く
「ももクロのメンバーで
いるのうらやましいだろ!って言ってやりたいぐらい、すごいももクロで、ももクロを続けてきてよかったなーって思います。」

百田夏菜子曰く
「4人になるってわかったとき、本当に真っ暗になっちゃって。」

れにさんとしおりの言葉は比較的ストレートに受け止められたが、この2つは…。

あーりんには「まったくその通り!」と。
かなこには「ここだ!!このサイリウムだ!!」と。

こっちは何にも不安に思って無い。実際5/23のチケットだってソールドしてる。
でも、ももクロはそこをこれまでと同じレベルで見せられるのか、そんなに悩んでいたのか…っていう。

どんな僻地でも1万人は軽く集めるのが本当に普通になったアイドルで、こんなにストイックでハングリーで、尚且つ不安を抱えて、ファンのハートにダイレクトに訴えかけてくるグループは、貴重だと思う。だから推さざるを得ない。

もうアイドルにうつつを抜かして…と人に言われても構わない領域に入ってしまった。
新しい深めの沼にハマってしまった。
自分の人生の幾分かをマジでかける存在に、ももクロは今年、10周年記念ライヴの後、本当になってしまった。

もういい。
アイドルとして新しい未来を見せてくれる限り、ももクロを追い続ける事を決めた。
後何年その夢が続くか判らないけど、そんなの考えてもしょうがない。

これからも、あの空へ向かって、羽ばたこう。

これは有安杏果卒業ライヴも、ファン導入映像としてお馴染み「はじめてのももクロ」も含まれていて非常にお勧めです。

この書籍は今までのももクロ関連と一線を画してます。
ファンなら必携レベル。