おれは女神転生というゲームが好きなんだ。
何しろおれの人生をマジでいい方向に変えてくれたシリーズだからだ。本当にそうなんだけど詳細は内緒だ。
無論それだけで好きという訳では無くて、プレイヤーとして実は関わりが飛び飛びながら長い事もある。
最初に触れたのは「デジタル・デビル物語 女神転生」PC-88版だった。真・女神転生じゃない。
ああ、何が違うのかって?大きく違うのはウィザードリー系のダンジョンじゃなくてハイドライド系ダンジョン、つまり見下ろし型。
で、学ランの主人公が一人ダンジョンをアクションで攻略していく、まあつまり全くの別物なんだ。
当時おれは中学生?で、PCショップに入り浸っていて何故かこの女神転生タイムアタック(確かどこまで制限時間内に深く潜れるか)で優勝してしまったんだ。
勝因はただ一つ、そのPCショップで毎日の様に入り浸って勝手に遊んでいたからだ。決して家で練習なんかしていない。
今思うとよく店員も許していたなと思う。当時田舎住みだったからかな。
で、そこから大きくワープして、いきなり「デビルサマナー」に触れる事になる。きっかけは「ダンジョンのトラップが狂ってる」だった様な気がする。
真1と2は未プレイだ。何故か?それは当時興味が無かったから(&そこに回す金が無かった)。ちょっとFF567あたりで忙しかったんで…多分…。
しかしサターンで出会ったデビルサマナーは刺激的なゲームだった。
主人公がいきなり死ぬ?悪魔合体プログラム?仲魔友好度?即死当たり前?物理反射?物理無効?GUMP???リーゼントを整える????見えない落とし穴?????
地域マップで移動するときは人生ゲームの駒みたいなアイコン!悪魔のデザインカッコいい!!
ほんとに衝撃だった。理不尽な難易度。クソダンジョン。最初は言う事を全く聞かない仲魔。それが段々言う事を聞く様になるかわいさ。
ハマ・ムドのSEの絶望感。
そういえばこの時の魔法名も例えば「タルカジャ」が「タル・カジャ」とか、ちょっとカッコつけてるんだよね。
そしてバトル時のメタル調BGMと交渉時の平穏なBGMの落差、悪魔との会話の意味不明さ。イゴールお前誰。地域の人々との会話のあっけなさ。たまに重要人物現る…。
こんなゲームやった事ねえよ!
という訳でデビルサマナーが大好きだったので当然の如くソウルハッカーズを買う~クリア目前でサターンあるあるのセーブデータ消失でやる気霧散。
DS版も買ったけど封開けてないわそういえば。
を、経て、なんと悪魔が3Dに!造形陰影も金子一馬デザイン感!の「真・女神転生III-NOCTURNE マニアクス」がリリースされる訳です。
これはグラも去ることながらプレスターンバトルが衝撃だった。無茶苦茶面白かった。
人修羅!至高の魔弾!最初のピクシーの遺伝子引継ぎイベント!
確かロウとカオスルート両方やったと思う。暇だったのかな。
プレスターンバトルは以後ペルソナ3より引き継がれる事になったし今だによく出来てるシステムだと思う。攻撃・耐属性の意味が凄く重要になって素晴らしい。
そして3がこれだったら4はどうなるんじゃい…!と思ってたらまさかの3DS。悪魔グラ2D。金子一馬じゃなくて違う絵師の「合ってない」悪魔が出る。
なんだこれ…。
買ったけど折れました。無理。おれの求めてた「真・女神転生の新作」じゃなかった。むしろペルソナ4/5の方が全然面白いし。セカンドブランドがメイン喰っちゃってまあもうなんかな…。
からのようやく本作「真・女神転生V」の話だけど今作は3D~!大画面で出来る~!
絵師が金子一馬でなくなってしまったのは残念だけど、その代わり絵柄は統一されてる。おれらが待っていた、ダメダメになったトウキョウがそこにある!
拠点にいつでも戻れるとか、DARK属性の悪魔と会話出来る(!)とか、アナライズがいちいちアイテム消費になった代わりにターン消費しないとか、シンボルエンカウントで逃げやすいとか今時に合わせてヌルくなったな~と思う所はあれど、やっぱり即死はするし、エフェクトはペルソナに及ばないけど3よりは派手になってるし、良い良い。
UI遷移で若干処理落ちしてる感じの演出はアレだけどまあもう慣れたよ。
おれのお気に入りであるスカアハにはまだ出会えてないけど、今作ノーマルだとレベル上がりやすい感じするのと、簡単に属性反射アイテムが手に入るので、そのうち仲魔に出来るだろう。
定価が高いのに人修羅と魔人がDLCっつーのはアトラスお前…って感じするけどまあ、買うわ。買うので6も作ってくれよな。