はいマトリックスは人生に多大な影響を与えてくれた映画なのでレボリューションズのED意味わかんねーよな?とかそういうの置いといて義務として初日鑑賞です。
ネタにガンガン触れるので注意してください。
とりあえず公開前予告編から分かってた感じのとこだと
・トリニティが生きてる
・ていうかそもそもネオ生きとったんかワレ&マトリックス内では相変わらず最強なんか?
・タイトルが「レザレクションズ」だから何らかの要因で蘇生している?
・ローレンスフィッシュバーンじゃないモーフィアスっぽいのがいる
・エージェントが弾丸残像回避やるねえ
ていう所でしょうか。
そしていよいよ本編では。
まずメタ表現というか、自虐というか、セルフオマージュの嵐。
うーんこれどこまで笑うとこなのか?ってちょっと悩みました。
一番面白かったのは新エージェントスミス兼アンダーソン君の上司の部屋に旧スミスの「アンダーソン君!」って言ってそうなスタチューがあったとこ。
どこまでほんとなのかわかんないけど、ワーナーが作る機会をくれたとかリブートはダサいとか、でもラストには興行収入次第では次作もありうるぜみたいな「新しい世界を作る機会をくれてありがとう」とかセリフがバンバン出てくる。
そして新規向けなのかわかんないけど説明くっそ長いし(その代わりこれまでのマトリックス!今回のマトリックスはこう!みたいで判りやすい側面もあるが…)、アクションシーンは「旧トリロジーで狂ったアクションは全部やっちゃったからもうねーよ」みたいな感じでマトリックス&リローデッドにあったアクション的なカタルシスがあんま無くて、ただ説明長いメリハリ無いになっちゃって正直面白くない。
でも自分はリアタイ直撃おじさんだし、今だに「一番好きな映画は?」の質問にはマトリックスって書いちゃう人なので、面白くないんだけど、「いやー新しいマトリックス観たな~!」っていう謎の感慨があるのです。
そーいえば旧トリロジーと大きく違う点が一つあって、監督の親族が死去したのが大きく関係していると思うんだけど、世界観推しとか革新映像アクション推しっていうのよりも、「人間愛だよ、愛」っていうのが物凄く大きな芯として入ってます。
パンフの押井守コメントにも似た様なのがありましたが、マトリックスは振り返ればトリニティってキャラは無茶苦茶キーパーソンでとりあえず冒頭でカッコいい事やるキャラで、更に「トリニティの愛によってネオが強まる」というのがずっとありましたね。それが今作では更にそれを超えて「色々あった結果愛パワーでネオよりトリニティがマジ最強」にまで至ってしまいました。ネオのマトリックスパイセンってのもありそうですが。
思えばマトリックスの印象的なシーン、エージェントの頭を打ち抜くトリニティを予告編で観て一番自分も痺れていたのを思い出しました。
ここも無茶苦茶カッコいいですよね。
まーセルフパロディ、同窓会だって批判多々ありますけど、別にそれ自分も凄く思ったので否定しないです。
でも、かつて、マトリックスにガンハマってた人は観た方がいいんじゃないかなあと思います。
なによりハッピーエンドなのが良かった。レボリューションズの時はぁあああああ??ってなってたので。
人にお勧めは強くしないけど、自分は観て良かったと思います。はい。